健康な毎日へ知識深める　松本大学で健康フォーラム

　心身の健康について考える機会を提供する「松本大学健康フォーラム」が３０日、松本市新村の松本大学で開かれた。市民タイムスと松本大学、ａｂｎ長野朝日放送でつくる実行委員会の主催で、免疫力や筋力トレーニング、食事、アンチエイジングなどの２３講座を延べ約９００人が受講した。
　松本大客員教授の和合治久さんは「食と音楽で免疫力を高める」とのテーマで講演し、４８人が聴講した。和合さんは「体温が１度上がると免疫力は５倍になる」と解説。音楽を聴くだけでも体温が上昇するというデータを示しながら、健康を保つために日常生活の中で体を冷やさないようにすることを呼び掛けた。
　体育館では運動に関する講座があった。一般社団法人・松商サポートの松本大ヘルスプロモーション事業部の健康運動指導士による「脳と体の健康教室」には３７人が参加し、体を動かしながら頭を使うデュアルタスクを体験した。松本市安曇の大野淑博さん（８３）は「非常に参考になった。家の中でもできるのがいい」と話していた。
　昨年までは健康首都会議として開いていたが、今年から名称を変更した。健康首都会議を含めて４回目の開催となった。