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2025年

河川公園美化に奮闘27年 南木曽の桃介橋組合が本年度で解散 名残惜しみ最後の作業 

2025/11/30
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 平成10(1998)年の発足以来、地域の美化を通じたにぎわいづくりに取り組んできたボランティア任意組合「桃介橋河川公園組合」が本年度をもって解散することになり、最後の合同美化活動が29日、南木曽町読書の天白公園や周辺施設で行われた。長年手をかけてきた公園を美しい状態で引き渡したいという思いが込められていた。
 組合は、木曽川に架かる桃介橋下の中州に整備された公園を拠点に、地元・住吉商店街の店主らが中心となって結成。花木の植樹や電飾などを通じて地域の魅力向上に努めてきた。18年からは町の指定管理を受け、天白公園、山の歴史館、福沢桃介記念館周辺の美化や案内も担ってきた。発足時は16人、現在は名目上43人が在籍するが、会員の高齢化が進み、令和8年3月末の指定管理終了をもって解散することが今年6月の総会で決まった。
 この日は公園一帯の美化に10人余りが取り組んだ。花文字「天白公園」の刈り込みでは「園の文字はどの程度再現する?」「難しいわ」などと笑い声が飛び交い、和やかな雰囲気に包まれた。長年手をかけてきた植栽に最後の手を加える作業には、名残を惜しむ思いもにじんでいた。
 理事長の小幡唯一さん(88)は「ハナモモや桜、ミツバツツジが一斉に咲く春の光景は格別。27年間の『かい』が随所に表れている」と胸を張った。組織の創設を主導した理事の山﨑隆二さん(73)は「次の世代に(環境整備に目を向ける)新たな芽が育ってほしい」と語った。
 今後の施設管理は町が検討している。

「園の文字はどうする?」と笑い合いながら花文字「天白公園」を整える参加者たち