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2025年

松本交響楽団の常任指揮者・丸山嘉夫さん 44年の功績たたえ名誉指揮者に

2025/11/29
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 松本交響楽団の常任指揮者を44年間務めてきた丸山嘉夫さん(77)=松本市島内=に、同楽団から名誉指揮者の称号が贈られる。毎年恒例となったニューイヤーコンサートや定期演奏会などを担った長年の功績をたたえ、松響の設立以来初めてとなる称号を設けた。
 丸山さんは武蔵野音楽大学作曲学科を卒業し、昭和57(1982)年の第1回ニューイヤーコンサートで松響に客演した。当時33歳で「客演した時は指揮者が一番若く、楽団員は皆年上だった」と振り返る。昭和61年に常任指揮者に就任。作曲家としても創作を続け、松響が演奏する管弦楽曲の編曲も担った。年数を重ねるごとに楽団が成熟していくのを実感したという。
 松響は昭和25(1950)年に諏訪交響楽団に次ぐ県内2番目のアマチュアオーケストラとして活動を始め、今年設立75周年を迎えた。29日の創立75周年記念祝賀会で名誉指揮者の贈呈式を行う。丸山さんが作曲した管弦楽曲「ポルカ」を弦楽四重奏で演奏し、称号が記された記念品の盾を贈る。
 松響団長の小平潔さん(92)=松本市沢村3=は「松響の発展は丸山さんのおかげ。ニューイヤーコンサートを市民に定着させた功績は計り知れない」と話す。45回目となる来年1月10日のニューイヤーコンサートも丸山さんが指揮する。同一の指揮者が継続して担うのは世界的にも類を見ない事例といい、丸山さんは「楽団からの心遣いに感謝したい。健康である限り、関わっていきたい」と話している。

毎週木曜日の練習で指揮をする丸山さん(27日)

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