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2025年

太田寛・安曇野市長が死去 69歳、前日も公務

2025/11/29
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再選から一夜明けての取材に応じた太田さん(10月6日)

 元県副知事で安曇野市長の太田寛(おおた・ゆたか)さんが27日夜から28日朝にかけて安曇野市堀金烏川の自宅で死去した。死因は急性心臓死。69歳だった。
 市などによると、太田さんは27日も通常通り公務をこなして夜に帰宅し就寝した。28日朝になっても起きてこないため家族が確認したところ異変に気づいた。市内の病院に救急搬送されたが、午前8時59分に死亡が確認された。
 太田さんは同市堀金烏川出身。松本深志高校、京都大学を卒業後、昭和54(1979)年に県職員になった。長野冬季五輪の広報担当、木曽地方事務所長、商工労働部長、総務部長などを経て平成27(2015)年に副知事に就任した。2期目の途中で退任して令和3年の市長選に初出馬し、新人3人の争いを制して当選した。
 「自然・文化・産業が織りなす共生の街 安曇野」を市の将来ビジョンに掲げ、共生社会づくり条例の制定、臼井吉見の小説『安曇野』の復刊などを進めた。特に安曇野の魅力発信やプロモーションに力を尽くし、ご当地ナンバー「安曇野」の導入を実現した。
 今年10月の市長選では無投票で再選。11月27日の市議会12月定例会開会あいさつでは「これまでの成果を礎としてこのまちを次のステージへと押し上げたい」と2期目の決意を語り、映像ロケの誘致強化などに意欲を示していた。
 太田さんは副知事時代の平成29年と、一昨年に体調不良で入院したことがある。今年7月の再選出馬表明では睡眠時無呼吸症候群への対応として月1回健康診断を受けていることを明かし「現状は大丈夫」と笑顔を見せていた。ここ数日は風邪症状を訴えていた。
 現職市長の死去は平成17(2005)年の市制施行以来初めて。現職の市長が死去した場合、公選法に基づき、市選挙管理委員会が死亡通知を受けた翌日から50日以内に選挙が行われる。市選管は12月1日に選挙日程を決定する。

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