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2025年

忠魂の碑文、撤去前に拓本 筑北村本城・坂北両地域

2025/11/29
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 近く撤去される筑北村本城・坂北両地域の忠魂碑の碑文を拓本にとる作業が27日に行われた。村歴史民俗資料館長で村文化財調査保護委員の山崎洋文さん(69)=東条=と、山崎さんの友人で元千葉県文化財センター職員の白鳥章さん(68)=千葉県松戸市=が採拓し、碑文を和紙に写し取って記録した。
 安曇野市出身で、埋蔵文化財の発掘調査・記録に長年携わり拓本の技術にも詳しい白鳥さんが協力を申し出た。碑の解体撤去を請け負う関川組(筑北村西条)も、高所作業車の手配や碑面の研磨作業で協力した。
 白鳥さんは障子紙や画仙紙を碑面に当てて霧吹きで水を拭きかけて密着させ、丁寧に墨を付けて原寸大の碑文を写し取った。大正9(1920)年建立の本城地域の碑は堅牢な「井内石」(宮城県石巻市産)で、碑文も1文字50~60センチ四方と大きく、石炭産業で栄えた往時をしのばせる。坂北地域の碑は昭和17(1942)年の建立だ。
 白鳥さんは「高所作業車もあり、きれいな拓本に仕上がった」と語り、山崎さんは「多くの協力で貴重な記録が取れた。村の歴史を振り返る資料になれば」と話していた。

忠魂碑の碑文を拓本で写し取る白鳥さん(坂北地域)

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