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2025年

インフルエンザが猛威、感染者激増 県松本保健所管内、前週の3倍超

2025/11/27
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 県は26日、令和7年第47週(11月17~23日)の感染症情報を発表した。1定点医療機関当たりのインフルエンザ感染者数は、県松本保健所管内(安曇野市、塩尻市、東筑摩郡)で156.80人と前週の49.80人から3倍超に激増した。松本市保健所管内でも1定点医療機関当たり65.67人を数え、前週から2倍超に急増。市は警報基準の30人を上回ったとして同日、市独自の「インフルエンザ警報」を今季初めて発表した。

 中信地域の他の保健所別では木曽が1定点医療機関当たり70.00人と前週から約1.4倍に増え、大町は同18.00人で約7.7倍に増えている。県平均は63.42人だった。
 流行に伴い、松本地域では学級閉鎖や休校する小中学校が相次いだ。26日時点で松本、塩尻両市の小学校各1校が休校した。学級閉鎖のクラスがある学校は松本市の小学校17校、中学校2校、塩尻市の小学校4校、安曇野市の小学校8校、中学校2校に拡大している。
 県疾病・感染症対策課は「しばらくは流行の継続が予想される」として、▽日頃の体調管理▽手洗いや手指消毒▽室内の換気▽場面に応じたマスクの着脱―など、感染予防や拡大防止を心がけるよう呼び掛けている。

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