0000日(木)
2025年

開田中生徒の力作「バス停美術館」に展示 本年度、合併で閉校を記念し

2025/11/25
後で読む

 「バス停美術館」と銘打ち、木曽町開田高原のバス停に飾られている地域の子供たちの作品が、新しくなった。今回は開田中学校1~3年生が手掛けた22点の複製を、22カ所に掲げた。同校は町内の中学校3校の統合により本年度で閉校するため、閉校記念の趣旨があり、最後の開田中生たちの力作を住民に紹介する。

メンバーにより閉校となる開田中学校の生徒の絵が掲げられたバス停
メンバーにより閉校となる開田中学校の生徒の絵が掲げられたバス停

 教室や窓からの眺めなど、見納めとなる学校の様子を描いたり、木曽馬や山々といった地域の風景を切り取ったりした作品がある。
 企画は、地元の地域おこしグループ・開田森林のクラブ「がったぼ会」(稲垣康会長)と開田高原倶楽部(湯出正勝会長)が手掛ける。24日に入れ替え作業を行い、役員4人がバス停を巡った。ヒノキの間伐材を活用した額に新たな作品を入れ、バス停の掃除もした。
 稲垣会長は「開田中の子供たちにも利用者にとっても、(絵の展示が)思い出になれば」と話し、バスの待ち時間が「心が安らぐ」機会になることを願った。
 事業は平成21(2009)年に始まり、数年ごとに作品を入れ替えている。

おでかけ

一覧を見る