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2025年

伝統工法の技に触れる 松本市美術館でものづくり体験講座

2025/11/24
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 伝統工芸品などの技術に触れる「ものづくり体験講座」(松本ものづくり伝承塾実行委員会主催)が23日、松本市中央4の市美術館で開かれた。県知事指定の伝統的工芸品「信州からまつ家具」を取り上げ、本格的な道具を使ってカラマツ材の小箱作りを楽しんだ。

伝統工法を体験しながら小箱作りを楽しむ参加者
伝統工法を体験しながら小箱作りを楽しむ参加者

 柳沢木工所(松本市庄内2)が、用意したキットで組み立てを中心に手ほどきした。参加者はさしがねやのこぎり、万力などを扱いながら、底面と周囲の4面をくぎではなく小さな木の棒「ダボ」でつなぐ伝統工法を体験。ワイヤブラシなどで木目を美しく際立たせる浮造りなど仕上げの工程も丁寧に手掛けた。
 ものづくり体験講座は年2回ほど開き、中学校への出前講座のプログラムを初めて一般向けに実施した。岡田小学校4年生の松岡宏樹君(9)は「万力が楽しかった。木目もきれいに出てうまくできたので、鉛筆立てにしたい」と喜んでいた。

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