ブドウのイルミネーション手作り 松本・入山辺で体験講座
2025/11/23
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松本市入山辺地区の住民有志でつくる「こんな山辺にするじゃん会」は22日、入山辺公民館で地域特産品のブドウの房をかたどったイルミネーションをつくるワークショップ(WS)を開いた。照明器具のデザインを手がけるジオワンデザイン(波田)代表の櫻井謙次さん(51)を講師に招き、小中学生を含む地域住民24人が色とりどりのイルミネーションを完成させた。
10個のピンポン玉をブドウの房に見立て、穴を開けた玉の中に発光ダイオード(LED)を入れ、葉やつたの装飾品を付けて形を整えた。ピンポン玉の色はオレンジ、紫、黄緑色があり、参加者は思い思いの形に仕上げていた。
山辺小学校6年生の宮下さなえさん(11)は「ブドウの房がきれいに光ってうれしかった。自宅の勉強机の上に飾って楽しみたい」と喜んでいた。
講師の櫻井さんは昨年冬、JR塩尻駅のブドウ棚にブドウの房をかたどったイルミネーション「ふゆみのり」を装飾し、好評を博した。こんな山辺にするじゃん会会員の柴谷正也さん(56)が櫻井さんと知り合いだったことからWSを依頼した。
柴谷さんは「地域特産のブドウを知る機会をつくりたかった。子供たちに地域に誇りをもってもらい、将来的な地域振興につなげていきたい」と話していた。




