波田小名物のアカマツ林を遊び場に 3クラスが作業に汗
2025/11/23
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松本市の波田小学校の敷地内にある自慢のアカマツ林をもっと魅力的な遊び場にしようと、三つのクラスの児童たちが、花壇を作ったり遊具を設けたりしている。総合的な学習の時間を利用して「松林」を学んでいる3年1組と4年2組、5年4組の児童たちで、安全に楽しく遊べるために必要なものを考え、形にする作業を進めている。
正門近くの松林整備を手掛けた柳沢林業(松本市岡田下岡田)のスタッフに教わりながら、クラスごとに力を合わせて取り組んでいる。
21日は、5年4組の児童33人が外で遊べる場所を増やそうと、一本橋と、切り株を並べて飛び石のように跳びはねて渡る遊具を設けた。片面を平らに加工された栗の木にロープをくくり付け、力いっぱい引っ張って移動させた。木が置かれる両端の地面はくわなどを使って掘り、木の表面はやすりがけをして仕上げた。遊具はさまざまな高さと形の切り株を移動させ、9個ほど並べた。柳澤懸君(11)は「みんな一生懸命にやすりで磨いていて、よかった」と話した。
3年1組はすでに花壇を作った。4年2組は21日に何を作るか話し合い、12月1日と3日に巣箱や遊ぶ時の注意点を記した看板を設ける。
森林づくりや緑化推進などに役立てられる県の「緑の基金」事業で交付された補助金を活用して、正門近くの松林の人の流れを意識して整備された。児童たちの遊具などの設置も事業の一環になる。




