信大生が日本酒で乾杯 魅力広めるイベントを学生サークルが初企画
2025/11/22
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信州大学松本キャンパス(松本市旭3)で20日、学生に日本酒の魅力を広めるイベント「はじめての一杯展」があった。日本酒のイメージアップを図ろうと、大学の公認サークル「シンダイガイド」などが初めて開いた。県内の五つの酒蔵の酒を無料で提供。オリジナルのカクテルなどもあり、日本酒との出合いを楽しんだ。
事前に申し込んだ20歳以上の学生約20人が参加した。会場の入り口には「バイトで増えた預金残高を見るのが好き」「二度寝したら4限終わってた」など20種の“学生あるある”なキャッチコピーが記されたコースターが並んだ。参加者が気に入ったコースターを選んでバーカウンターに持参すると、メッセージに合わせて考案した日本酒カクテルなどが提供された。イルミネーションが輝く落ち着いた雰囲気の会場で、友人らと感想を語り合いながら味を確かめた。
「布団、夜最高の友にして、朝最大の敵」のコースターを選んだ人文学部4年の清水梨沙子さん(21)は、湯川酒造店(木祖村)の「木曽路」を炭酸水で割ったカクテルを味わった。こうじの香りに苦手意識があったが、「口当たりがやわらかくおいしい。楽しむきっかけになりそう」と笑顔を見せていた。
企画したシンダイガイドの迫田彪太郎さん(23)=経法学部4年=は「新たな楽しみ方で日本酒の良さを知ってほしい」と願っていた。




