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2025年

結婚観 若者の本音聞く 支援事業の参考に松本市議会が意見交換会

2025/11/22
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 松本市議会は20日夜、松本市芳野のなんなんひろばで市内の若者との意見交換会を開いた。市議会厚生委員会が本年度の調査・研究テーマとする「結婚支援事業」の参考とするため、20~30代の若者10人を招いて結婚観や若者が望むライフスタイルについて意見を交わした。
 市議は9人が参加した。二つの班に分かれるグループディスカッションを行い、始めに議員が「結婚はしたいか?」と率直な質問を投げかけた。結婚を希望する若者が多数を占めたものの、うち子供がほしいと回答した若者はほぼ半数だった。「仕事が忙しくて子育てをしている余裕がない」「若いうちは子育てに縛られず、好きなことをやりたい」との回答が目立った。
 青少年ホーム利用者の会の会長を務める野田竜成さん(31)=松本市村井町西1=は「昭和の時代のように、地域ぐるみで結婚適齢期の人の世話焼きをすることはできないか」と提案しつつ、「青少年ホームの利用者は男性が多い傾向で、あまり女性との出会いがない」との現状を話した。
 4歳になる男児を育てる本柳寛子さん(39)=松本市野溝木工=は「結婚支援は少子化対策の第一歩。結婚後の子育て支援まで切れ目のない細やかな支援を望みたい」と要望していた。若者たちの意見は厚生委員会がまとめ、市への提言に役立てる。

結婚観について語り合う若者と市議

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