明南小ストリートダンス 心のままに プロが指導
2025/11/22
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安曇野市の明南小学校で、全校児童173人がストリートダンスの練習に取り組んでいる。プロのダンサーに教わり、ブレイキン、ロック、ヒップホップのダンスを踊って学年の枠を超えて心を一つに楽しんでいる。27日に同校で開く「明南まつり」で保護者や地域の人に披露する。
講師はともに松本市出身のダンサー・ちびゆり(本名・小林悠里)さん(37)=松本市、Azsa(同・安威梓)さん(40)=同、CHOPPA↓(同・真鍋謹良さん(39)=長野市=の3人。1、4年生はロック、2、6年生はヒップホップ、3、5年生はブレイキンの踊りを覚え、息の合ったステップやポージングを決める。ちびゆりさんたちは「とってもいい感じ!」「間違っても大丈夫だよ!」などと応援しながらユーモアを交えて指導し、児童たちは上手に踊れると皆で喜んでいた。5年生の宮下夏帆さん(11)は「皆で体を動かすのが楽しい」と笑顔を見せていた。
講師3人は小中学校などでダンスを通じて心を育む活動をする県ストリートダンス普及協会(NSDA)のメンバーで、代表理事のちびゆりさんは「そのままの自分を大切に全力で楽しむ子供の笑顔がうれしい」と話す。踊る曲名は「SONOMAMA」。松本市の乗鞍高原出身のシンガー・ソングライター高橋あず美さんが制作した。
同校はNSDAの活動に共感して授業での講師を依頼。今年は近くの明北小と明科中の児童生徒も同校で一緒に練習している。
明南小は「ダンスを通じて学校の垣根を越えた輪が広がっており、子どもたちの生き生きとした姿が見られてうれしい」としている。




