展望広場整備 住民が汗 南木曽の与川 憩いの場に
2025/11/22
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南木曽町読書の与川地区の住民でつくる与川地域づくり協議会は、地元の「与川農道ふるさと展望広場」を整備している。昨年から取り組む地域の魅力向上プロジェクトの一環で、住民や旅行者らが眺望を楽しみながら一休みできる場にしたい考えだ。本年度中の完成を目指す。
広場は与川大橋から町の中心部方面へと向かう農道沿いにある。平成15(2003)年の開通時に整備されたが、近年は雑草が伸び、獣が穴を掘るなどして荒れていた。
整備では草を刈り、ほぼ全面となる24平方メートルにコンクリートを敷いた。計4回に分けて作業し、延べ約50人が参加した。最終日の14日は約10人が作業し、設置した木枠の中にコンクリート流し込み、協力してこてでならした。
今後、柵や看板の設置、周辺の支障木伐採を予定する。
広場は農道整備の際に出た岩を活用した椅子や机がある。晴れれば中央アルプスや与川の集落が望め、ハイカーが多く通る旧中山道の迂回路・与川道も近くに通る。ハナモモの木も植えてあり、茶原賀津夫・協議会長(68)は「いろいろな人が休憩できる憩いの場となるよう整備したい」と見据える。
事業は県の地域発元気づくり支援金を活用する。




