貴重な文化財の現状を把握 保護委員らが筑北でパトロール
2025/11/21
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筑北村の文化財調査保護委員会・村歴史民俗資料館運営委員会は5日、坂北地域で文化財パトロールを行った。委員たちが内川雅信教育長ら村教育委員会関係者と共に貴重な文化財の現状を把握した。
岩殿寺と仁熊大日堂、考古資料館を回った。うち岩殿寺では神田林明総代長の案内で、かつて岩殿山にまつられていた鎌倉時代作とされる三所権現神像(県宝)などを見た。貴重な木像だが虫食いの損傷も激しく、保存に課題があることを把握した。
文化財パトロールは毎年、地区を変えて行われている。吉池眞委員長は「現状を確認することで文化財の重要性について認識を共有する機会になれば」と話していた。




