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2025年

国際ロータリー第2600地区 地域の防災テーマに松本で大会 16日も

2025/11/16
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講演する神野さん

 国際的な奉仕団体・ロータリークラブ(RC)の県内クラブでつくる国際ロータリー第2600地区(小林磨史ガバナー)の地区大会が15日、松本市内で2日間の日程で始まった。「地域の防災・減災」をテーマに掲げ、防災や減災につながるRCの活動を考える機会とする。 初日は同市本庄1のホテルブエナビスタで本会議が開かれた。記念セミナーでは、国際ロータリー会長代理で石川県七尾市の恵寿総合病院理事長・神野正博さん(69)が講演した。昨年の能登半島地震では、発生直後から病院で入院患者や出産、救急への対応を実施。「高額機器が壊れなかった。医療を継続できた」と振り返った。東日本大震災時に支援した地域から能登半島地震では逆に支援を受けたと感謝した。
 16日は同市水汲のキッセイ文化ホールが会場となり、一般公開の記念プログラムが午後1時から行われる。松本蟻ケ崎高校書道部のパフォーマンス、山形村の彌磨太鼓が登場する。防災を題材にした演劇を友愛劇団(松本市)が上演する。小林ガバナーは「ロータリーの奉仕の精神を生かして、防災・減災に向けてできることを考えたい」と話していた。