立派な長芋続々 山形村中心に秋掘り最盛期
2025/11/14
後で読む
山形村を中心とした松本地方で、県内一の生産量を誇る長芋の収穫が最盛期を迎えている。生産者は、火山灰土の中で大きく育った芋を一本一本掘り取っている。JA松本ハイランドによると、生育は順調で収量は例年並みを予定し、県内を中心に山梨や大阪方面に出荷される。
JA根菜部会副部会長の越良治さん(61)=山形村下竹田=は13日、竹田原の畑で、トレンチャーと呼ばれる機械で土をどかしながら鉄棒で地中を探り、70センチほどの芋を掘り取っていった。猛暑で水やりに気を使ったといい、「ここの長芋は粘りとこくが売り。煮ても焼いてもおいしいが、まずは生で食べてみてほしい」と話していた。
JAによると本格出荷は11日からで、年末まで作業が続く。山形村周辺のエリアでは174人が47ヘクタールで栽培し、秋掘りで8万5000ケース(1ケース10キロ)、来年の春掘りで5万5000ケースの出荷を見込んでいる。




