チロルの森の営業、今年は24日まで 締めくくりにスカイランタン
2025/11/14
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塩尻市北小野のテーマパーク・チロルの森は24日に今年の営業を終了する。締めくくりのイベントとして、来場者が夜空に緑色と紫色のランタンを浮かべる「スカイランタン」を行う。営業再開初年の来場者数は、閉園前の令和元年の6万8000人を下回る見通しで、来年に向けて店舗やアトラクションの充実を図る。
スカイランタンは、参加者が願い事や絵を描き、ヘリウムガスを詰めて午後5時に一斉に上げる。チロルの森は今後予定するワイン醸造用や収穫体験用のブドウ栽培に取り組んでおり、ランタンの色は緑色と紫色にした。定員は100人で、参加費は3500円。24日を含む勤労感謝の日を中心にした3連休は芝滑りやゴーカート、アーチェリーなどが自由に遊べる「遊具フリーパス」(2000円)も販売する。
チロルの森は今年4月、令和2年の閉園を経て、2年半ぶりに営業を再開した。ゴールデンウイークは堅調な入り込みとなったものの、その後は8月に開催した大型イベント「アルプスキャラバン」が雨天となったほか、以前よりアトラクションが減少したこともあり、来場が伸び悩んだという。運営会社は来年に向けて、空き施設の解消、触れ合える動物の充実を図る考えだ。井上威郎支配人は「これまで以上に、地元の方に何度も足を運んでもらえるチロルを目指していきたい」と話している。
スカイランタンの申し込みはチロルの森のウェブページから。問い合わせは同園(電話0263・88・9034)へ。



