せせらぎ清掃に小学生も参加 松本・伊勢町通りで活動の輪広がる
2025/11/13
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松本市中心街の伊勢町通りを流れるせせらぎの清掃活動に12日、筑摩小学校3年2組(担任・小林優教諭、28人)が初めて参加した。総合的な学習の時間で清掃活動に取り組んでおり、地域と学校をつなぐコミュニティスクール推進員の仲立ちで実現した。児童はデッキブラシを手に、水路をごしごしと磨いていった。
小学校から約30分をかけて歩いて訪れ、伊勢町1丁目町会と2丁目町会の住民、エクセラン高校(松本市)の生徒、市職員らと、Mウイング周辺のせせらぎを30分以上かけて清掃した。ごみ拾いや草取りもした。上條小春さん(8)は「結構力を使うので疲れた。きれいになって、みんな喜んでくれるかな」と話していた。
伊勢町(第一地区)は学区外だが、第一地区の一部は学区内で、せせらぎの清掃活動を知り、活動にも参加した地域学校協働活動推進員・清水陽子さん(58)が学校側に投げ掛けて実現した。小学校では今後の活動参加も検討し、清水さんは「地域の人に見守られて育っていることを感じ、松本を愛する人になってほしい」と願っていた。
せせらぎの清掃活動は、維持管理をしていた商店街組合が令和5年に解散後、地元住民や店舗関係者のほか、エクセラン高校、通信制のつくば開成学園高校松本学習センターの生徒が参加している。活動の輪がさらに広がり、地元の「きれいにする会」代表の高畠直人さん(63)は「町に子供がおらず、すごくありがたい。祭り行事(の参加)にもつながれば」と話していた。



