聖南中生徒が街道案内 筑北の歴史文化を身近に
2025/11/11
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筑北村の旧善光寺街道を中学生の案内で歩くガイドツアーイベントが9日、村内で開かれた。聖南中学校の総合的な学習の時間を活用した歴史探究グループによる3年目のイベントで、村内外から約30人が参加し、1~3年生16人の案内で村の歴史文化に親しんだ。
参加者は6班に分かれ、生徒たちが自作したガイドブックを手に、乱橋の石畳から坂北青柳の大切通しまで約10キロの道のりを歩いた。道中では、道祖神の役割や地名の由来などを、和装や「ちょんまげ」のかつらをかぶった生徒が分かりやすく説明した。昼には聖南中で「あずまやマルシェ」も開かれ、昼食や体験などを楽しんだ。
松本市から友人の塚田明子さんと一緒に参加した酒井弘子さんは「案内役の生徒たちは個性があり楽しめる。ガイドブックも旅を振り返りやすい」と笑顔で歩いていた。
グループ長の宮下麻菜さん(15)は「準備が大変だったが無事に当日を迎えられうれしい。筑北村の魅力に気付いてもらえれば」と願っていた。




