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2025年

火災増える季節「油断大敵」 松本駅前で火災予防啓発

2025/11/08
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火災予防を呼び掛ける書道パフォーマンスを披露した松本蟻ケ崎高校書道部

 秋の全国火災予防運動(9~15日)に向けて、松本広域消防局などは7日、松本市の松本駅お城口広場周辺で、火災予防を呼び掛ける街頭啓発活動をした。消防局員ら約50人が参加し、駅利用者に啓発品を手渡すなどして火の用心を促した。
 防火ポスターコンクールの受賞作品が印刷されたメモ帳とポケットティッシュ約1000個を用意して配った。「火災予防運動実施中」などと記されたのぼり旗を掲げ、拡声器で暖房器具の取り扱いの注意を呼び掛けた。松本蟻ケ崎高校(松本市)書道部は「林野火災」を題材に火災予防を促す書道パフォーマンスを披露し「松本市の豊かな自然をみんなで守っていきましょう」と呼び掛けた。
 同局管内では今年、6日現在で130件(前年同期比27件増)の火災が発生し、7人(同5人減)が亡くなっている。宮島清隆予防課長は空気が乾燥して火災が起きやすい時季とし「この機会に職場や家庭で火災予防の話をして、火の元と住宅用火災警報器の点検をしてほしい」と話している。