「20歳になったら飲みたいビール」 信大生が商品開発へ
2025/11/07
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信州大学経法学部(松本市旭3)の学生がビール造りを通じてマーケティングや商品企画を学んでいる。市内でクラフトビールを製造する松本ブルワリー(同市中央3)の協力を得て活動。「20歳になって初めて飲むビール」をテーマに、味や香り、価格、ラベルデザインを考え、自分たちのビールの商品化を目指す。
学生10人が6日、松本ブルワリーの醸造所(同市野溝西2)を訪れた。福澤崇浩常務(44)の案内で原料の麦芽やホップ、醸造用タンクを見学。ビール造りの現場と作業の流れを確かめた。経法学部2年生の浅野井瑞さんは「イメージした現場と違って驚いた。クラフトビールと一般的なビールを飲み比べたい」と話した。
学生たちは全員が20歳以上。韓国、ロシア、スリランカからの留学生も学ぶ。お酒をたしなまない人もいるが、ビール、ハイボール、ワインと酒類の好みはさまざまだ。
学生たちは今後、ビールのアイデアや販売展開の仕方を練り、来年1月下旬に完成させる。学生との活動について、福澤常務は「お酒を飲み始める年頃の人たち。考えに興味があった。どのようなアイデアが出てくるか楽しみ」と話していた。



