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2025年

深まる秋 紅葉・雪の北ア・青空の美しい共演

2025/11/05
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 松本市内は4日、朝から晴れて青空が広がり、前日までの降雪で雪を頂いた北アルプスの山々が映えた。市街地の木々の紅葉はここ数日の冷え込みで一気に進み、秋の深まりを感じさせている。
 紅葉が始まった松本城周辺と北アを同時に眺められる市役所本庁舎最上階の展望室には、観光案内所で紹介されたという旅行者や外国人観光客が次々に訪れ、眺望を堪能していた。信州の複数のお城を見に訪れたという兵庫県豊岡市の市職員・石塚凌さん(26)は「山が白くなっていて感動した。紅葉と相まってすごい」と感激していた。
 同市笹部の月見橋から高宮方面に延びる東西の市道には、街路樹のヤマボウシ約200本が真っ赤に色づき、日差しを受けて輝きを増していた。所用で歩道を歩いていた近くの上條今朝子さん(82)は「冷えてから一気に赤くなった。見事だね」と笑顔を見せていた。
 長野地方気象台によると、4日朝の最低気温は同市沢村で今季最低の1.0度(平年比3.6度低)だった。5日も高気圧に覆われるが、気圧の谷や湿った空気の影響を受けそうで、県中部は晴れで夕方から曇りとなる見込み。朝の最低気温は3度、最高気温は16度を予想している。

色づきが始まった松本城周辺の木々と、雪を頂く北アルプス

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