愛らしい洋菓子が国内最大コンテストで入賞 MITの三浦梨瑚さん
2025/11/03
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専門学校未来ビジネスカレッジ(MIT、松本市渚2)のパティシエ・ブーランジェ学科2年・三浦梨瑚さん(20)=安曇野市明科中川手=は、国内最大の洋菓子コンテストとされる「2025ジャパン・ケーキショー東京」に出品し、学生部門で入賞した。アーモンド粉と砂糖を練ったマジパンで音楽隊をイメージした愛らしい人形のデコレーションを施し、造形のまとまりや目を引く仕上がりが高く評価された。
6月の県コンクールでの入賞を受けて出品を決め、8月半ばから2カ月をかけて自宅などで制作した。直径約20センチの土台に、楽器を手にした人や動物が楽しげに奏でたり踊ったりする様子を表現。衣装のデザイン、赤と緑をベースにした色彩にこだわり、生き生きとした表情や動きを出せるよう心を砕いた。
細かな作業が好きで髪の毛一本一本、ピアノの鍵盤まで丁寧に作り込み、「妥協せずに細部までこだわったので、銀賞がもらえてうれしい」と笑顔を見せた。安曇野市内のパン店に就職が内定し「入賞は自信になる。仕事でもアイデア力を生かしたい」と意気込む。
コンテストは14部門に約1450点の出品があった。学生対象のエコール部門はマジパンとバタークリームの作品388点が寄せられ、金賞5点に続く20点が銀賞に輝いた。




