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2025年

サンふじ登場 上々の出来 JAあづみで出荷始まる

2025/10/31
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 リンゴ栽培が盛んなJAあづみ管内で30日、県内一の生産量を誇る主力品種「サンふじ」の出荷が始まった。夏場、記録的に暑かった影響で小玉傾向にあるものの、直近の寒暖差で色づきが進み、甘みと酸味のバランスも整った。同JAは昨季を上回る集荷量を見込む。
 安曇野市三郷温の果実中央選果所で初日、600ケース(1ケース10キロ)を選果した。従業員が一つ一つ手に取って傷の有無を確認し、センサーで大きさや熟度を判定。「特秀」から「良」まで5等級に選別し、箱詰めした。
 約560軒のリンゴ生産者がいる管内で今季、サンふじは159ヘクタールで栽培され、23万9000ケース(前年度実績20万3000ケース)を地元や首都圏、九州、関西方面へ12月中旬まで出荷する。
 7月に発生した降ひょうで一部被害もあったが、同JAりんご部会の二木寿夫副部会長(64)は「台風もなく、全体的には良いリンゴができた。全国の皆さんにおいしく食べてほしい」と願った。

リンゴ一つ一つを手に取り、傷の有無を確認する選果員

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