温かい料理に親子舌鼓　松本深志ＬＣがハロウィンこども食堂

　松本深志ライオンズクラブ（ＬＣ、河西秀一会長）は２６日、「ハロウィンこども食堂」を松本市中央１の花時計公園で開いた。雨の中での開催となったが、来月まで公園に設けられている大型テントを囲むように、小さな簡易テントを張って対応。オムライスや中華そば、野菜スープなどの温かな料理を中心に３０００食が提供され、テントの中で親子連れがおいしそうに味わった。
　大型テントで来場者の飲食とダンスなどの発表を行い、簡易テントでは地元企業や市民団体が調理をしながら食事を提供したり、体験コーナーを設けたりした。家族で訪れた松本市の旭町小学校３年生の髙山翔君（８）は「おいしいものがいっぱい食べられて楽しい」と笑顔だった。
　地域で子供を育てていく社会の実現を目的に４回目となり、賛同企業は無償で料理を提供。今回初めて、地域住民からも米や菓子を集め、食材の資金も募った。河西会長は「松本のハロウィーンイベントとしても定着してきた」と話していた。