レモン彗星の撮影成功 筒木猛さんが乗鞍高原で
2025/10/25
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松本市安曇で温泉旅館を経営する筒木猛さん(51)が23日、地元の乗鞍高原で、レモン彗星の撮影に成功した。日の入り後、澄み切った満天の星空に、山の尾根ぎりぎりに延びるほうき星を見事に捉えた。
アウトドア施設・乗鞍BASEでカメラを西に向けて構えた。シャッターを開放した10秒の間に、オリオン座流星群の複数も写った。昨秋は乗鞍岳最高峰・剣ケ峰に向かって延びる「紫金山・アトラス彗星」を写した筒木さんだが、今回は「奇跡の1枚になった」と興奮気味に振り返る。
国立天文台によると、レモン彗星は今年1月に発見された。最も明るくなるのは今月下旬から11月上旬ころ。1000年以上の公転周期が計算されていて、次回に太陽に接近するのは1100年後だという。双眼鏡や望遠鏡を使えば観察しやすい。




