外貨両替機2施設に設置 松本市の観光案内所と観光情報センター 外国人観光客急増で
2025/10/25
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松本観光コンベンション協会は24日、JR松本駅構内にある市観光案内所と、市観光情報センター(大手3)に「外貨両替機」を各1台設置した。昨年度に市観光案内所を訪れた外国人は3万6430人(前年度比40%増)、市観光情報センターは1万1681人(同50%増)で、大幅に増加したことを受けての対応。県内の観光案内所・情報センターでは北佐久郡軽井沢町、長野市に次いで3例目の設置で、外国人観光客の利便性の向上を図る。
松本市内では駅前の商業施設・アルピコプラザ(深志1)1階に平成30(2018)年2月に設置されており、市観光案内所・情報センターを訪れる外国人観光客から設置場所の問い合わせが増えていた。
特に駅構内にある市観光案内所は、21日に396人の外国人観光客が訪れて1日当たりの過去最高を記録するなど利用者が多い。観光案内所センター長の柏澤由紀一さんは「これだけ訪れる外国人が増えると外貨両替機は必須。利便性を高めたい」と話す。
導入した外貨両替機は「スマートエクスチェンジ」で、ドル、ユーロ、元など12種類の通貨に対応し、多言語(10言語)の操作が可能。市観光案内所では、初日は午前10時半に稼働してから午前中までに4件の利用があった。
市観光ブランド課によると、令和6年に松本市を訪れた観光客は494万1225人で、うち市内に泊まった外国人は延べ32万4483人だった。新型コロナウイルス感染拡大前の令和元年と比較すると72・6%増と急激に増加している。




