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2025年

塩尻・地域クラブ活動に愛称 9案から小中学生が投票

2025/10/24
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九つの名称案を見比べてタブレットで投票する生徒(塩尻中)

 塩尻市の中学校部活動地域移行等協議会は、中学校の部活動に代わって地域で展開される「地域クラブ活動」に塩尻独自の総称をつける。市内の小中学生たちに、九つの名称案の中から一つを選んでタブレット端末機などで投票してほしいと呼び掛けている。
 協議会事務局が案を考えた。塩尻や塩の読み方の平仮名表記や、クラブや活動を略した「クラ」「カツ」を入れた名称が多い。「ネクスト」は次のステージや新しい時代の活動を表し、「リング」は人の縁が大きな輪でつながるようにという願いを込めている。
 子供たちに地域クラブ活動を身近に感じてもらおうと、市内の小中学校の児童生徒全員に今月上旬、名称案と投票用のQRコードを載せたチラシを配った。塩尻中学校では15日、1年2組の生徒27人が学活の時間に投票した。「しおカツ」を選んだ上野七海さん(13)は「言葉が短くて親しみやすい」と言い、「しおじりユナイト」を選んだ百瀬壮汰さん(13)は「ユナイトに学校、家庭、地域、指導者が一緒になって活動を支えていくという願いが込められていて、いいなと思った」と話していた。 11月末まで投票を受け付け、最多得票数の案を採用する。来年度から新名称を使い、クラブ活動を周知するウェブサイトも公開する。