花時計公園の大型テント活用　毎週水曜日にキッチンカー集う

　大型テントが来月１７日まで試験的に設置されている松本市中央２の花時計公園で期間中の毎週水曜日、キッチンカーが並ぶ「花時キッチン２０２５」が開かれている。２２日は冬を思わせる寒さとなったが、アジア料理やギョーザなどバラエティー豊かな８台が出店。近くのオフィスで働く人や観光客らが買い求め、テントの下で味わった。
　近くの会社で働く女性（３０）は「松本パルコが閉店してこの辺りは寂しくなっていたのでうれしい。昼食の選択肢も広がる」と笑顔だった。５０代の市内の女性は「キッチンカーが定期的に並んでいたら楽しくて食べにくるよね」と話した。タイ料理のガパオライスなどを提供するキッチンカー「ふらり」を妻の文恵さんと営む山寺浩昭さん（５３）＝松本市梓川梓＝は「出店は週末のイベントが中心なので平日はありがたい」と語っていた。
　市内の事業者や市などでつくる「まちなか未来Ｔａｌｋ」が市の補助を受け、イベントを開催しやすくするためにテントを仮設した。商店の休みが多い水曜日午前１０時～午後２時、キッチンカーのイベントを開いている。