特産の長芋PRポスターとキャラクター エクセラン高生徒がデザイン
2025/10/22
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JA松本ハイランド根菜部会ナガイモ専門部が、エクセラン高校(松本市)の美術科に制作を依頼した長芋PRのためのポスターとキャラクターのデザイン画の表彰式が21日、山形村の同JA山形支所で開かれた。7人が応募し、ポスターは2年生の松岡莉奈さん(16)、キャラクターは1年生の窪田一花さん(15)の作品が選ばれ、中村宏部会長と越良治副部会長から長芋5キロの目録が贈られた。
松岡さんの作品は、自らレシピを考案して調理も手掛けた酢豚や酢の物、キムチあえなどの長芋料理6品の写真を組み合わせた。普段は油絵を描いているが「どんな料理でもおいしい長芋の魅力をノンフィクションで伝えたい」とあえて写真を使った。窪田さん考案のキャラクター「もっちー」は長芋はもちろん、つるがはうネットやとろろのわんなどを身に着けている。嫌いなものはイモ類に寄生する「ネコブセンチュウ」という設定でよく調べていると高評価を受けた。
ポスターは100枚作り、松本市公設地方卸売市場(笹賀)の関係者から県内外のスーパーなどに配られて掲示される。キャラクターは出荷用の長芋の箱に印刷したり着ぐるみにしてイベントなどで活用したりする案を検討している。
同日は長芋の目ぞろえ会も開かれた。今年は夏の高温の影響で、水やりした畑とそうでない畑では長さや重さに違いが出たものの、暑かった分だけ粘りと甘さがあり「豊作傾向」(中村部会長)という。収穫解禁日は30日で、同JA管内では山形村、松本市の今井、波田、和田、塩尻市片丘などで174戸が栽培し、今季は秋掘りと春掘りを合わせて14万ケース(1ケース10キロ)の出荷を見込んでいる。
