詐欺被害防止 水引細工で 福島小6年生 啓発品作る
2025/10/22
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木曽町の福島小学校6年生35人は20日、電話でお金詐欺(特殊詐欺)被害に注意を促す水引細工の啓発品を作った。児童たちは本年度、木曽警察署などから地域で防犯の推進役となる「わが家のセーフティーリーダー」に委嘱されている。作った品は身の回りの人に渡し、街頭啓発でも配られる。
木曽地域の秋の郷土菓子・栗子餅と力士を題材にした独自のキャラクター「栗子餅太郎」を作った。考案した水引工芸の職人・園部三重子さん=飯田市=らに教わり、水引を結んでキャラの形を作り、目などのパーツを付けた。複雑な工程も集中して作業し、1人2個手掛けた。
小出咲良さんは「細かく輪を結ぶのが難しかった。オレオレ詐欺などいろんな手口に気を付けてもらうことになれば」と話していた。
木曽署や木曽建設防犯協会、木曽少年警察ボランティア協会の地域ふれあい事業として開かれた。同じく本年度のセーフティーリーダーに委嘱されている、南木曽町の南木曽小学校6年生も同様に取り組む。
