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2025年

馬との付き合い方 学ぶ 開田 木曽馬の里で講習会

2025/10/21
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 日本在来馬・木曽馬を育てる木曽馬の里乗馬センター(木曽町開田高原末川)で17日、馬の正しい衛生管理や向き合い方などについて学ぶ講習会が開かれた。馬を飼う仕事に携わる人や獣医師、畜産について学ぶ高校生ら県内外の約40人が参加し、理解を深めた。
 同センターの関係者や獣医師らがワクチン接種の仕方などを話した。今回は日本中央競馬会(JRA、東京都)馬事部の頃末憲治・馬事振興室長も講師を務めた。草食動物で臆病な性格である馬の心理を正しく理解し、コミュニケーションを取る重要性を伝えた。参加者は木曽馬を使った実習や乗馬体験も交えて学んだ。
 主催の県畜産会は、4月に熊本県で日本では17年ぶりの馬インフルエンザの感染が確認された状況などに触れ「衛生管理や正しい付き合い方の大切さを知り、馬と楽しく過ごしてもらうことにつながれば」と話していた。
 講習会は中央畜産会(東京都)の馬飼養衛生管理特別対策事業の一環として実施された。

乗馬などの体験活動も交え馬を飼う知識を学んだ講習会