ものづくり楽しく体験　松本でクラフトピクニック

　工芸作家と交流し、ものづくりに親しむ野外イベント・クラフトピクニック（ＮＰＯ法人松本クラフト推進協会主催）が１８日、松本市県３のあがたの森公園で始まった。飲食を含む県内外の９８組が出展し、制作体験などを楽しむ来場者でにぎわっている。１９日まで。
　木の皿や椅子、ろくろでの陶芸、金属のスプーン、革小物などの制作体験のほか糸紡ぎ、金継ぎの実演など多彩なブースが並ぶ。モルタル製オブジェの彩色体験では、子供たちも夢中になって筆を動かしていた。同市山辺小学校３年生・宮下ことのさん（９）は家のオブジェに窓辺に飾った花も描き込み「自分のアイデアで作れるし、ゆったりできて楽しい」と話していた。
　５月のクラフトフェアまつもとの姉妹イベント。ピクニックの立ち上げに尽力し、５月に亡くなった縫い物や糸紡ぎの作家・蒔田加代さんの愛用品や作品を並べアトリエを再現した追悼展もある。
　１９日は午前１０時～午後３時半。雨天決行。来場者用の駐車場はない。