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2025年

秋の漆器祭逸品ずらり 塩尻・木曽平沢で19日まで

2025/10/19
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 第13回秋の木曽漆器祭(実行委員会主催)が18日、2日間の日程で塩尻市木曽平沢の重要伝統的建造物群保存地区で始まった。各漆器店による特売「木曽漆器マーケット」、漆器製作体験や漆工町見学ツアーなどあり、訪れた人は秋空の下、趣深い保存地区の街歩きを楽しみながら木曽漆器の世界に親しんだ。
 木曽漆器マーケットは各店が店内に器や皿などの逸品を並べ、来場者は店主から特長を聞きながら品定めしていた。漆器製作体験は、塗り重ねられた漆の層を研いで模様を出す「研ぎ出し」の技法でスプーンやフォークなどを作った。
 木曽漆器工業協同組合の小林広幸理事長は「平沢の日常を感じられるのが秋の漆器祭の魅力。のんびりと散策を楽しんでもらえたら」と話していた。
 19日は午前9時~午後4時。漆器製作体験は正午まで。定員は一般50人、小学生25人で、午前9時から伊勢屋で随時、申し込みを受け付ける。

漆器を品定めする来場者
漆器を品定めする来場者