松本ブランド大使に俳優・松重豊さん任命
2025/10/16
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松本市は15日、松本の魅力を国内外に発信する「松本ブランド大使」に、俳優の松重豊さん(62)を任命したと発表した。4月の観光大使制度の見直し後に新たに設けた役職で、松重さんは初めての任命者となる。令和5年に放送されたNHK大河ドラマ「どうする家康」で松本城を築いた戦国武将・石川数正を演じ、市民に好感を与えたことから選ばれた。
任期は11月3日から令和10年3月31日までの2年5カ月。松重さんが監督・脚本・主演を務めた映画「孤独のグルメ」がアジア各国でも上映され、来年に松本市で開かれる日中韓3カ国の文化事業「東アジア文化都市」に向けたPR効果が期待されることも任命理由とした。
任命状の授与式は11月3日午前9時40分から松本城本丸庭園で行う。10時ころに人力車に乗った松重さんが松本城黒門を出発し、千歳橋まで移動する。10時20分に千歳橋北側の大手門ステージで開催する「まつもと市民祭松本まつり」のオープニングセレモニーであいさつする予定。
ブランド大使の要件は世界的に知名度が高いことや、存在そのものが松本市民の誇りであり、松本市の象徴となること。臥雲義尚市長は15日の定例記者会見で「松重さんという存在が松本だと思っていただけるよう、(松重さんには)ことあるごとに松本に触れていただきたい」と期待した。
