都市の魅力と防災考える 県建築士事務所協会 松本で創立50周年シンポ
2025/10/14
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県内375社の建築士事務所で構成する県建築士事務所協会の創立50周年記念事業「未来の建築とマチづくりシンポジウム」が13日、松本市中央2の信毎メディアガーデンで行われた。地方都市の魅力を高めるための講演や防災の大切さを知るワークショップ(WS)などが行われ、地元住民や観光客らが、街の魅力向上や災害に強い都市づくりを考えた。
イベントでは防災用の保存食の試食や建築士による建物無料相談、耐震ワークショップが行われた。耐震構造の原理を学べる模型「ピノキオぶるる」を使ったWSでは、模型に組み込まれた耐震補強材の「すじかい」や「合板」の重要性を確認することができた。
松本市芳川小学校4年生の竹内翔愛君と、2年生の楓翔君の兄弟2人が、補強されていない建物の模型を揺らし、崩れるところを見ると「本当に地震が来たら怖い」と感想を口にした。母親の彩さんは「地震に備え、家族でどこに避難して集まるか話し合いたい」と話していた。
