松本で信州そば打ち名人戦 41人競う 百瀬洋一さん名人に
2025/10/13
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全国各地からそば打ちの腕自慢が集う「第16回信州そば打ち名人戦(信州・松本そば祭り実行委員会主催)」が12日、松本市中央1の市中央体育館で開かれた。41人の出場者の中から、松本市島立の百瀬洋一さん(63)が最高位の名人(農林水産大臣賞)に輝いた。松本・木曽地域から名人位に認定されるのは3人目となった。
百瀬さんはそば打ち歴35年ほどで、3年前から同市島立にある信州そば道場の代表を務めている。同道場の仲間たちに祝福され、「正直、まだ信じられない気持ちもある。名人位に恥じないおいしいそばを打っていきたい」と笑顔を見せた。
準名人(県知事賞)には兵庫県の渡部結花さん(57)が選ばれた。特別賞(松本市長賞)は岐阜県の平野徹さん(72)が受けた。
歴代の名人5人が審査した。審査員長を務めた北海道の初代名人・丸山勝孝さんは「ここ数年で全体のレベルが上がっている。誰が名人になってもおかしくない状況だった」と話していた。
名人戦はそば祭りに合わせて毎年開かれている。今年のそば祭りは会場にある旧市立博物館の解体工事で中止となり、名人戦のみ開催した。
