塩尻の夜空にランタン輝く　ローカルナイトピクニック

　野外で日常を離れて音楽やアートに触れるイベント「ローカルナイトピクニック」（実行委員会主催）が１１日と１２日、塩尻市宗賀の平出遺跡公園で開かれた。夜には来場者が「空飛ぶランタン」を空に浮かべ、ファンタジックな世界に浸った。
　公園内にステージが設けられ、訪れた人は草むらにピクニックシートなどを敷いて、のんびりと演奏を聴いていた。木を組んで作ったイルミネーション、復元住居内で映像を流すインスタレーションなど光をテーマにした展示も人気だった。ヘリウムガスを詰めた空飛ぶランタンは、ライブ演奏に合わせて来場者が一斉に空に放し、夜空が赤く彩られた。
　イベントは令和５年に初開催され、３回目となった。委員で発起人の川口純さんは「たくさんの方の協力でここまで来ることができた。より地域に愛される催しにしていきたい」と話していた。

空飛ぶランタンを夜空に浮かべる来場者たち