森を満喫　大木伐採に歓声　塩尻・北小野でフェス盛況

　第９回森のフェスティバル（実行委員会主催）が１１日、塩尻市北小野の相吉もみじ山で開かれた。地元の財産区による大木の伐採実演、木工作、木製遊具の体験など多彩なメニューが用意され、家族連れを中心に来場者が木や森に親しんだ。
　大木の伐採は、高さが３０メートル近くもあるサワラなど、１列に並んだ３本をドミノ倒しの要領で倒した。チェーンソーで伐採した１本目が隣の木に向かって傾き、大きな音を立てて次々と３本が倒れると来場者からは歓声が上がっていた。子供たちは伐採された木に登って遊んだり、切り株の年輪を数えて樹齢を考えたりしていた。
　木の間に張ったワイヤにつり下がって滑り降りるジップラインも大人気だった。両小野小学校１年生の青木玲楓さん（６）は「森は涼しくて気持ちがいい。たくさん滑れてよかった」と笑顔を見せていた。