そば打ち磨いた腕披露 松本で三段位認定会
2025/10/12
後で読む
手打ちそばの愛好家が集う「そば道三段位認定会・松本」(信州そば道場主催)が11日、松本市中央1の市中央体育館で開かれた。県内を中心に32人が受験し、19人が一般社団法人全麺協の規程に基づいて三段位に認定された。
受験者は10、11人ずつ3組に分かれて40分以内でそば粉とつなぎ粉の計1500グラム(70歳以上の希望者は1200グラム)を打ち、五段位以上の5人が審査した。最後の片付けまで神経を研ぎ澄ませ、審査が終わって仲間や家族の元に戻ると、ようやく笑顔を見せていた。三段位になった松本市蟻ケ崎5の田村嘉章さん(70)は「大きなミスがなくほっとしている」と胸をなで下ろしていた。
三段位の合格率は6割ほどとなっている。信州そば道場の百瀬洋一代表(63)=松本市島立=は「そばを通じて地域貢献できれば」と話していた。
12日には同体育館で信州そば打ち名人戦が開かれる。午前9時15分から開会式があり、予選第1~4組の後、午後3時10分~3時50分に決勝戦を行う。
