詐欺に注意!啓発うちわ配布へ 明北小と穂高南小児童が描く
2025/10/12
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交通事故や犯罪のないまちづくりに取り組む本年度の「わが家のセーフティーリーダー」の明北小学校(安曇野市)と穂高南小学校(同)の6年生119人が描いた「詐欺に注意!うちわ」が15日、安曇野市豊科の長野銀行豊科支店で配布される。「電話でお金詐欺(特殊詐欺)」と「SNS型投資・ロマンス詐欺」の被害がなくなるように願いを込め、児童がデザインした。
呼び掛けの言葉やイラストをそれぞれに考えて描いた。「年寄りよ、うまい話は赤信号」「それって本当?ウソか本当か見抜け!」などといった文言、鳥のサギや赤いパトライトの絵柄など、小学生ならではのアイデアが光る。リーダーを委嘱した安曇野警察署と安曇野防犯協会連合会が考案。製作した1400枚を管内の金融機関や郵便局、JAなど56カ所に寄付した。
今年に入って9日までの管内の詐欺被害額は「電話で―」が14件で計約6600万円、「SNS型―」が3件で計約4000万円となっている。生活安全課の赤羽里美課長は「子どもたちの心からのメッセージを自分のこととして受け止め、被害に遭わないようにより注意してほしい」と話していた。
