白鳥が安曇野に今季初飛来
2025/10/11
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白鳥の越冬地で知られる安曇野市豊科田沢の犀川白鳥湖に10日朝、コハクチョウが今季初めて飛来した。成鳥2羽のつがいとみられ、長旅で疲れた羽を休めるようにひなたぼっこをしたり、のんびり水面を進んだりして、仲むつまじく過ごした。昨季より3日早い初飛来となった。
午前6時ころ、白鳥の保護活動に取り組む「アルプス白鳥の会」の代表・会田仁さん(76)=穂高有明=が2羽を確認した。“冬の使者”をひと目見ようと写真愛好家や地元住民が訪れ、羽繕いしたり潜ったりする愛らしい姿を見守り、撮影していた。
安曇野への飛来は42シーズン目で、来年1月下旬~2月上旬がピークの見込みだ。会田さんは「4000㌔離れたシベリアから今年もよく来てくれた。安曇野で栄養を蓄え、けがなく元気に過ごしてくれたら」と願っていた。
