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2025年

正しい箸の持ち方学ぼう 実帰舎が子供向けに初企画 塩尻で26日に教室

2025/10/09
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参加を呼び掛ける家田さん(右)とメンバーの三澤昭彦さん


 塩尻市を拠点に活動する学習支援センター・実帰舎は26日、同市大門一番町の市民交流センター・えんぱーくで、小中学生と高校生を対象に「お箸の持ち方教室」を開く。子供のうちに箸の正しい持ち方を身に付けることが豊かな人生につながるとして、初めて企画した。
 午後1時半から1時間ほど開く。丸い箸と四角い箸をそれぞれ使って10円硬貨をつかむ体験や正しい持ち方を身に付けられるという設計の市販の箸を使って動かす練習をする。
 実帰舎の理事長の家田典和さん(65)は、地域の「こども食堂」の会場で紙芝居や絵本の読み聞かせをする奉仕活動をしている。食事をする子供たちの中に、箸を握るようにして持つ子供が目立ち、正しく持つことができない親もいて気になっていたという。
 子供の居場所づくりの連携組織「松本地域子ども応援プラットフォーム」からの助成金で購入した練習用の箸(左利き用と右利き用あり)を使う。家田さんは「正しい箸の持ち方は一生の財産になる。子供たちが正しく持とうという前向きな気持ちになるきっかけをつくりたい」と話している。参加無料。希望者は10日から開催前日までに家田さん(電話0263・57・6203)に申し込む。