こども園で「安曇野の日」特別メニュー 地場産食材の給食に笑顔
2025/10/09
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安曇野市の市制施行日(10月1日)に合わせ、安曇野産の食材をふんだんに使った給食が8日、市内の認定こども園・幼稚園の全19園で提供された。園児たちは市内産の野菜や米、豚肉を使った給食を味わい、自然の恵みや生産者に感謝する気持ちを育んだ。
献立は全園共通で、同日はご飯(風さやか)、ポークソテー、大根サラダ、豆腐のすまし汁、夏秋イチゴの5品。食材の約9割は安曇野産を調達した。
たつみ認定こども園(豊科高家)では昼食に先立ち、3歳以上の園児約80人が橋渡勝也教育長や農家、管理栄養士らの話を聞いた。三郷温の養豚農家・三澤伸幸さん(46)は、豚が生まれて約半年で体重200キロに育つことを写真を見せながら紹介すると「えー!」と驚きの声が上がった。
園児たちは、彩りと栄養バランスが整った給食をおいしそうに頬張り、丸山小京ちゃん(5)は「食べてみたら全部おいしかった」と喜んだ。食事を共にした穂高柏原の野菜農家・野口雄貴さん(39)は「安曇野で取れた野菜を子供たちにより多く食べてもらえるように、もっと届けたい」と話していた。
市では、地産地消の給食提供を行う取り組みを「安曇野の日」と名付け、認定こども園・幼稚園では毎年10月ごろに、小中学校では毎月1回行っている。
