松本の花時計公園ににぎわいを 大型テントお目見え
2025/10/09
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松本市内の事業者や市などでつくる「まちなか未来Talk(トーク)」は8日、市中心市街地の花時計公園(中央1)に大型テントを張った。11月18日までの仮設期間中に週末を中心にテントを活用したイベントが開かれる。大型店が相次いで閉店し人通りが少なくなったといわれる中心市街地で、花時計公園を核としたにぎわい創出への取り組みが始まった。
公園の中央付近よりやや北側(松本パルコ側)に、南北20メートル、東西10メートルのテントが設けられた。12日の松本城下町天空マルシェを皮切りに、スポーツイベントや子ども食堂など主催者が違う五つのイベントが開催される。市内の中学生による地域に向けた文化祭や、アーバンスポーツの体験イベントの計画も進む。毎週水曜日の昼食時には未来Talk主催のキッチンカーを集めた催しも行われる。
テント内はブースの出店や、机と椅子を設けての飲食場所に使われ、天候に左右されずイベントを行える。設置は市から200万円の補助を受け行った。未来Talkメンバーの小口拓也さんは「街から足が遠のいている人もぜひ遊びに来て。『花時計公園に来たらいつでもイベントを開催している』と思ってもらえるよう、取り組んでいきたい」と話している。