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2025年

地域の未来を新聞で表現 波田小4年1組がワークショップ

2025/10/09
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グループで協力して新聞づくりに取り組む児童

 松本市の波田小学校4年1組(30人)は8日、道徳の授業で「10年後の波田」をテーマにした新聞づくりのワークショップ(WS)に取り組んだ。児童の自由な発想で、20歳になった時の地域の未来を想像した。
 新聞づくりを通して子供の夢を応援する一般社団法人夢新聞協会(上伊那郡辰野町)の理事ら2人が指導した。70分の制限時間を設け、4~5人ごとのグループでA3サイズの新聞1枚を制作した。10年後に「動物の気持ちがわかるヘッドホン」や「映像が実物になる技術」が実現すると記した児童のほか、「平和な未来」を願い、実現の方法を考える児童もいた。森脇遙珂さんは「自然豊かな波田」を新聞で表現した。「みんなと協力して作ることができた。10年後に書いたことが実現しているといい」と話していた。
 20歳になった時にクラスメートと過ごした時間を思い出してほしいと、1組の担任・中澤瑞穂講師が協会に依頼して授業を開いた。児童からは紙面をタイムカプセルに入れて振り返りたいとの声もあった。協会の柳沢昭理事(55)は「新聞づくりにかける児童のエネルギーを感じた」と夢中で取り組む姿に笑顔を見せていた。