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2025年

献血で学業成就のお守り贈呈 松本献血ルームと深志神社が初企画

2025/10/08
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若者の献血者に贈呈するお守り

 県赤十字血液センターが運営する松本献血ルーム(松本市中央1)と、学問の神様・菅原道真公をまつる深志神社(同市深志3)が連携して、学業成就の「献血お守り」が誕生した。10代を中心とした若者に献血に協力してほしいと1000個をつくり、同神社で7日、御霊入れの神事をした。献血推進で学業成就に特化したお守りは全国初といい、11日から、同ルームなどで献血した高校生、予備校生、専門学校生、大学生らに贈呈する。

 お守りは、深志神社の御社紋である梅鉢紋と、献血推進キャラクター「けんけつちゃん」の登山帽をかぶった県版のイラストをあしらっている。神事では同センター松本公園通り出張所の織田貴之所長、献血推進キャラクター「けんけつちゃん」、神社の牟禮仁宮司が参列し、祭壇に上げたお守りに入魂した。
 県内の全献血者に占める若者(10~30代)の割合は年々減少し、昨年度は28.9%だった。同出張所は夏休み前に、高校に献血を呼び掛けるチラシを配り、協力者にアイスクリームを贈呈する取り組みをした。7月末からの2カ月間で高校生延べ182人が協力した。
 織田所長は「若い時に献血を経験すると、社会に出ても献血に協力する傾向がある」と話し、将来的な血液の安定確保に向けて若者の献血協力者の増加を願っていた。