来館の記念にコーヒーいかが? 安曇野市美術館がオリジナル商品発売
2025/10/08
後で読む
安曇野市美術館(豊科)は、新たなミュージアムグッズ「ドリップバック珈琲」を発売した。大規模修繕工事を終え、8月30日に新装オープンして以後、取り扱うオリジナル商品の第1号となる。館内の喫茶メニューも合わせて刷新した。

中世ヨーロッパの修道院風建物の館正面に、近代彫刻家・高田博厚(1900~87)のブロンズ像「礼拝」がそびえる外観を、荒川瞳学芸員を中心とする職員がデザイン化し、商品パッケージに配した。職員間で試飲も重ね、しっかりとしたコクと苦みが特徴の風味を採用した。荒川学芸員は「芸術鑑賞の思い出をコーヒーと共に味わい、安曇野を記憶に残してほしい」と願いを込める。
喫茶「ロザース」では、従来のパウンドケーキセットに、チキンライスなどご飯物の日替わりや「フォンダンショコラ」など4メニューを追加し提供を始めた。かねて寄せられていた軽食ニーズに応えた。グッズを扱うミュージアムショップと喫茶は、新装オープン後に新たに開放した館西側の歩廊門から入場できる無料エリアに位置する。職員の松尾万理さんは「お土産やプレゼントを探す方、喫茶のみの利用ニーズもある。市民により親しまれる取り組みを進めていきたい」と話す。
「ドリップバック珈琲」は税込み200円、3個入り同500円。問い合わせは市美術館(電話0263・73・5638)へ。