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2025年

塩尻・畜産試験場内 7年ぶりに一般公開 来場者が動物と触れ合う

2025/10/05
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生まれたばかりの乳牛と触れ合う来場者
生まれたばかりの乳牛と触れ合う来場者

 塩尻市片丘の県畜産試験場で4日、7年ぶりに場内を会場とする一般公開が行われた。場内で飼育されている動物との触れ合いや、研究成果の展示など多彩な企画があり、子供連れを中心に多くの人たちが訪れた。
 9月13日に生まれた雌のホルスタイン乳牛・ジルコンと触れ合った諏訪市の小学校3年生・奥村澄君は「生まれてすぐに、こんなに大きくなるのが不思議」と驚いていた。信州黄金シャモなどのひなに触れるコーナーも設けられた。暑さに強いスリック遺伝子を持つホルスタイン乳牛の県内での飼育技術開発など、多くの研究成果がパネルで紹介された。
 豚熱(豚コレラ)の発生に伴う防疫の厳格化などで近年、場内での一般公開実施を見送り、市内での催しに出展してきた。松崎良一場長は「多くの人に来場いただいた。畜試が塩尻にあることを知ってもらい、子供たちに家畜を身近に感じてもらえる機会を、今後もつくっていきたい」と話した。